フェリーきたきゅうしゅうIIとは? わかりやすく解説

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フェリーきたきゅうしゅうII

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/24 22:28 UTC 版)

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フェリーきたきゅうしゅうII
基本情報
船種 フェリー
船籍 日本
所有者 鉄道建設・運輸施設整備支援機構
名門大洋フェリー
運用者 名門大洋フェリー
建造所 三菱重工業下関造船所
姉妹船 フェリーおおさかII
建造費 約60億円[1]
信号符字 JD3900
IMO番号 9726982
MMSI番号 431007095
経歴
起工 2014年12月17日[2]
進水 2015年7月2日[2]
竣工 2015年11月27日[2]
就航 2015年11月29日[3]
要目
総トン数 14,920トン[2]
載貨重量 5,600トン
全長 183.0m[2]
全幅 27.0m[2]
型深さ 15.15m[2]
満載喫水 6.70m[2]
機関方式 ディーゼル
主機関 12PC2-6B×2基
(発電機関)6DK-28e×2基
(発電機関)6DE-18×1基[2]
推進器 4翼可変ピッチプロペラ×1軸
4翼可変ピッチアジマススラスタ(1,000kW)×2基
バウスラスタ(24トン)[2]
出力 (12PC2-6B)7,000kW×2
(6DK-28e)2,120kW×2
(6DE-18)860kW×1[2]
最大速力 25.6ノット[2]
航海速力 23.2ノット[2]
旅客定員 713名[2]
車両搭載数 トラック146台、乗用車105台[2]
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フェリーきたきゅうしゅうIIは、名門大洋フェリーが運航するフェリー大阪南港新門司港を結ぶ航路に就航している。

概要

フェリーきたきゅうしゅうの代船として、三菱重工業下関造船所で建造され、2015年11月29日に新門司発の上り第2便で就航した。本船の就航により、フェリーきたきゅうしゅうは引退、海外売船された。

2基1軸とアジマススラスタを組み合わせたハイブリッド推進システムを採用、三菱空気潤滑システム(MALS)を装備するなど、船体抵抗の削減と燃費向上が図られている。 車両甲板には、国内のフェリーで初となる電気自動車充電設備(10台分)を搭載した[4]

船内

船内は、発着地である北九州と京阪神の都市をイメージした「クールトーン」をコンセプトとしてデザインされた[5]。バリアフリー対応のため、エントランスと同じ階層に乗用車専用駐車スペースが設置され、上下移動が不要となっている。利用客層の変化を受け、ツーリストの定員が先代の96名から380名へと大幅に増やされた一方、エコノミーは40名のみとなった。また、ツーリストとファーストにレディースルームが設定された[6]

船室

  • スイート(和洋室)
  • スイート(洋室)
  • デラックス
  • ファーストA
  • ファーストB
  • ファーストJ
  • ファーストS
  • ツーリスト
  • エコノミー

設備

パブリックスペース

  • 案内所
  • エントランス
  • プロムナード
  • 展望ラウンジ

供食・物販設備

  • 展望レストラン
  • 売店
  • 自販機コーナー

入浴設備

  • 展望浴室(大浴場)
  • シャワールーム

その他

  • テレビラウンジ
  • ゲームコーナー
  • コインロッカー
  • 喫煙室

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ “長距離フェリー 最新フェリー、ホテル級 個室充実に露天風呂、新顧客獲得へ”. 毎日新聞. (2015年10月11日). http://mainichi.jp/articles/20151011/ddn/008/020/021000c 2016年2月19日閲覧. "名門大洋フェリー(大阪市)は今年9月、新造船「フェリーおおさか2」を就航させた。(中略)11月には同型の船がもう1隻就航する予定。建造費に計約120億円を費やした。" 
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 名門大洋フェリー株式会社 (2015年11月25日), “名門大洋フェリー 新造船「フェリーきたきゅうしゅうⅡ」2015年11月29日(日)いよいよ就航!(諸元)” (PDF) (プレスリリース), Value Press!, オリジナルの2015年12月1日時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20151130171657/https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM0NDE0MiMxNTI3ODQjNDQxNDJfS2NyQWtsd2RITy5wZGY.pdf 2015年12月1日閲覧。 
  3. ^ 名門大洋フェリー株式会社 (2015年11月25日), “名門大洋フェリー 新造船「フェリーきたきゅうしゅうⅡ」2015年11月29日(日)いよいよ就航!” (プレスリリース), Value Press!, オリジナルの2015年12月1日時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20151130172347/https://www.value-press.com/pressrelease/152784 2015年12月1日閲覧。 
  4. ^ 「きたきゅうしゅうⅡ」、三菱下関で命名・進水式”. Web CRUISE. 海事プレス社 (2015年7月2日). 2015年11月16日閲覧。
  5. ^ 特集-新しくなった快適フェリーで関西⇔九州旅行”. トラベルコちゃん. オープンドア (2015年10月20日). 2015年11月15日閲覧。
  6. ^ 名門大洋の新造船「フェリーおおさかⅡ」が就航”. Web CRUISE. 海事プレス社 (2015年9月17日). 2015年11月15日閲覧。

外部リンク


フェリーきたきゅうしゅうII

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 06:45 UTC 版)

名門大洋フェリー」の記事における「フェリーきたきゅうしゅうII」の解説

2015年7月竣工2015年11月29日就航14,920総トン全長183m、幅27m。 旅客定員713人。車両積載数:12mトラック146台・乗用車105台。

※この「フェリーきたきゅうしゅうII」の解説は、「名門大洋フェリー」の解説の一部です。
「フェリーきたきゅうしゅうII」を含む「名門大洋フェリー」の記事については、「名門大洋フェリー」の概要を参照ください。

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