フェミニズムという言葉 (フランス語) の語源
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「フランスにおけるフェミニズム」の記事における「フェミニズムという言葉 (フランス語) の語源」の解説
ブノワット・グルー(フランス語版)の『フェミニズムの歴史』では、「フェミニズム」という言葉は社会主義者シャルル・フーリエの造語であるとされるが、実際には「フェミニスト的感性」、「フェミニスト的概念」といった形容詞で使われているのみで、「フェミニズム」という概念を用いているわけではない。ただし、フーリエのユートピア思想は男女平等に基づくものであり、以下に見るように、第一波フェミニズムの思想的基盤となった。一方、アレクサンドル・デュマ・フィスが1872年に発表した随筆『男・女』では実際に「フェミニズム」という言葉が使われているが、これは1870年頃から使われるようになった医学用語で、男性の発達障害である「女性化」を表わす言葉であり、デュマ・フィスはこれを侮蔑的な意味で用いている。フェミニズムという言葉を最初にポジティブな意味で公に使用したのは、第一波フェミニズムの女性参政権運動家で、1881年に『女性市民』紙を創刊したユベルティーヌ・オークレール (1848-1914)である。
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