フェアリーロートダインとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > フェアリーロートダインの意味・解説 

フェアリー ロートダイン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/17 15:16 UTC 版)

ロートダイン

フェアリー ロートダイン

  • 分類複合ヘリコプター
  • 製造者:フェアリー
  • 運用者:イギリス
  • 初飛行:1957年11月6日
  • 生産数:1機
  • 運用状況:退役

フェアリー ロートダインFairey Rotodyne)は、イギリスの航空機メーカーであるフェアリー・アビエーションにより開発された複合ヘリコプター。世界最初のVTOL旅客機と銘打ってデビューしたが、垂直離着陸の為に航空機としてのペイロード、速度等で普通の旅客機に劣り、且つトン・マイルあたりの運航費がかさみ騒音や操縦の難しさもあり、野心作であったが結果的に旅客機市場に入り込めなかった。

構造

主翼に取り付けられた各エンジンはクラッチを介し、推進プロペラだけではなく機内のコンプレッサーにも接続されている。離陸時はエンジン出力の大半をコンプレッサーに回し、生み出した圧縮空気に燃料を混合、燃焼ガスをローター先端から噴射して回転させることで垂直離陸する。( アフターバーナー式・冷風チップジェット 、チップバーナー式 )

離陸後はエンジン出力を全て推進プロペラに回して前進し、主翼の揚力によって水平飛行を行う。水平飛行中、無動力となったローターはオートジャイロと同じく前方からの気流を受けて回転し、揚力を補助する。この方式によりヘリコプターより低燃費かつ高速を達成していた。

1957年に試作機が初飛行し、イギリス国民の大きな期待を集めたが、離着陸時の激しい騒音と、通常の旅客機に比して経済性に劣るという弱点、最終的には政治的な理由により、開発は打ち切られた。

仕様 (Y)

諸元

  • 乗員: 2名
  • 定員: 48名
  • ローター直径: 27.4 m
  • ローター回転面積: m2
  • 全高:6.76 m
  • 全長:17.9 m
  • 空虚重量:
  • 最大離陸重量: 17,000 kg
  • 動力:
  • プロペラ: 推進式4翅 × 2
  • 回転翼: 4翅 × 1

性能

関連項目

出典

  1. ^ Braas, Nico. "Fairey Rotodyne>" Let Let Let Warplanes, 15 June 2008. Retrieved: 15 April 2010.



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「フェアリーロートダイン」の関連用語

フェアリーロートダインのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



フェアリーロートダインのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのフェアリー ロートダイン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS