フィッソーレとDKW
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/06/01 04:56 UTC 版)
「カロッツェリア・フィッソーレ」の記事における「フィッソーレとDKW」の解説
フィッソーレ社は1960年代初めにDKWとアウトウニオン社との関係を築いたことでDKWの現地法人VEMAGがブラジルで3種類のフィッソーレ製ボディの車を造ることになった: DKW-VEMAG Belcar(「美しい車」の意)として1958年から1967年までDKW 3=6 (F93) がブラジルで生産された。ステーションワゴン版は"Vemaguet"と呼ばれた。機械機構に違いは無かった。1965年にフィッソーレ社は車体前面と後面を改修し、4灯式ヘッドライトと新しいグリルが与えられた。前ドアは前ヒンジとなり、各型合計5万1,000台がブラジルで生産された。 VEMAG Fissore は以前のフィッソーレ製ボディを持つOSCA 1600の面影を車体前面に残したすっきりしたデザインの2ドア・セダンであった。外観は西ドイツのDKW・F102にも似ていた。この車は単にBelcarのボディを載せ替えただけであったが、市販価格は約25%上がっていた。この2ストローク・エンジンはラテンアメリカで販売するのが困難で、1964年から1967年の間に僅か2,500台程が生産されただけであった。 Fissore/VEMAGはアウトウニオン・1000SP (Auto Union 1000 SP) を基により窓が切り立ったクーペとスパイダーも生産した。これらのモデルはアルゼンチンやスペインでもライセンス生産された。 DKW-VEMAG Belcar DKW-VEMAG Vemaguet VEMAG Fissore
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