フィクションの中の腐女子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/22 12:40 UTC 版)
腐女子が登場する漫画や小説もある。1997年に、児童文学作家として著名な荻原規子が少女向け異世界ファンタジー『西の善き魔女』(中央公論社C★NOVELSファンタジア)を刊行し、2巻「秘密の花園」で、閉ざされた女学校での女生徒たちによるやおい・BL同人誌文化とその活用の様子を描いた(主人公の親友の王女がカリスマ覆面BL作家)。 相田美穂は、腐女子キャラクターが登場するもっとも古い商業漫画作品は、確認できた限りでは中島沙帆子の四コマ漫画『電脳やおい少女』(1999年連載開始)1巻(2002年8月発行)であると述べている。なお本作の主人公は、非オタクのイケメン大学生の彼氏持ちであり、彼氏に対して「カミングアウト」はしていない。2000年に連載が始まった阿部川キネコ『辣韮の皮〜萌えろ!杜の宮高校漫画研究部〜』(1巻:2002年1月発行)には、美人だが「超ハードコアなやおい同人作家」な先輩など複数の腐女子が登場する。 2006年頃から、『となりの801ちゃん』のようにオタク男性と腐女子の彼女という関係を描く作品が現れており、2008年以降描かれる腐女子のキャラクターは多様化している。
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