フィクションにおける魔王の扱い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/30 08:07 UTC 版)
「魔王」の記事における「フィクションにおける魔王の扱い」の解説
ファンタジー作品、伝奇小説の類では、人間などに害を与える種族・勢力(悪魔、魔物、妖魔、魔族などと呼ばれる)の頂点に立つ者が魔王と呼ばれる作品が多く存在し、とりわけ20世紀以降の娯楽作品の分野においては、メディアの発達による作品量の増加に伴い数多くの魔王が生み出されている。 近代ファンタジー作品の祖として知られる『指輪物語』には「アングマールの魔王」というキャラクターが登場するが、この魔王は「Witch-king of Angmar」の和訳であり、同作の邪悪の根源である冥王(Dark Lord)サウロンの召使である。 だが勧善懲悪をテーマにした作品では倒されるべき悪の象徴、首領として魔王が登場し、コンピュータゲームではクッパのようにラストボスとなることも多い。こうした作品が量産され、設定が紋切り型と化してゆく中で、ゲームや漫画、ライトノベルなどの分野では魔王が主人公の味方になる、あるいは主人公が魔王の側に付く、魔王を主人公に据えるといった作品がカウンター的に生み出されている。 また、『アラジンと魔法のランプ』などに登場するジンをモデルにしたキャラクターに「魔王」「大魔王」と名付けることがある。例としては『大魔王シャザーン』『ハクション大魔王』などが挙げられる。
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