ファンファーレ・バンド
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ファンファーレ・バンド(fanfare band)は、主にサクソフォーンと金管楽器、打楽器で構成される、広義の吹奏楽の形態の一つである。
ファンファーレ・オーケストラ(fanfare orchestra)やこの編成が広く普及しているオランダ語圏での呼称に基づくファンファーレ・オルケスト(fanfare orkest)、あるいは単にファンファーレ(fanfare)とも呼ばれる。
概要

ベルギーの楽器製作者アドルフ・サックスが開発、改良したサクソフォーンとサクソルン族の金管楽器、特に狭義の吹奏楽におけるB♭クラリネットのような役割を果たすフリューゲルホルンを中心として、そこにオーケストラや吹奏楽でも使用されるトランペット、ホルン、トロンボーン、打楽器が加わる編成が一般的である。
ベルギーやオランダを中心に発展し、これらの地域においては吹奏楽(harmonie)、ブラスバンドと並ぶ管楽合奏の形態として認知されている。そのため、これらの合奏形態を総称するハファブラ(HaFaBra)という表現も見られる。
日本ではまだほとんど認知されていないが、洗足学園音楽大学が合奏授業としてカリキュラムに取り入れており、またプロの楽団も結成されている。
楽曲
吹奏楽やブラスバンドと同様に既存のクラシックやポピュラーなどからの編曲も多いが、ファンファーレ・バンドのために作曲された楽曲も少なくない。
フィリップ・スパークやヤン・ヴァン・デル・ローストといった吹奏楽曲やブラスバンド曲で知られる作曲家がこの編成のために曲を書いており、オランダやベルギーの出版社では同じ曲をこれら三つの編成用にそれぞれ出版することもある。
脚注
外部リンク
- 管楽器コース 授業紹介 - 洗足学園音楽大学
- 東京ファンファーレオーケストラ(旧称:シンフォニックファンファーレ東京) - APAC ARTS PROMOTION
- fanfaria musica* - 関西圏の大学生及び社会人によるアマチュアのファンファーレオルケスト
- KOTORI Fanfare Orkest - 2022年10月に発足した、東京都北多摩エリアを中心に活動するファンファーレオルケスト
ファンファーレ・バンド(fanfare band)
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「吹奏楽」の記事における「ファンファーレ・バンド(fanfare band)」の解説
詳細は「ファンファーレ・バンド」を参照 金管楽器、サクソフォーンおよび打楽器による形態。オランダ、ベルギーを中心に普及している。3声のBフリューゲルホルンを中心に、高音域をEsフリューゲルホルンが補うものの、現在ではこの楽器は、EsトランペットもしくはEsコルネットで代用される。サクソフォーンは1声のソプラノ、2声のアルト、1声のテナー、1声のバリトンで構成されるが、オプションとしてバスサクソフォーンなどが使用されることもある。このほか、3声のトランペット、4声のフレンチホルン、バリトン、2声のユーフォニアム、EsもしくはFチューバ、BもしくはCチューバ、そして打楽器による編成が一般的である。英国式ブラスバンドと響きが似ているものの、サクソフォーンとフリューゲルホルンの豊かな響きと細かい動きの特徴を生かした作品が多い。オランダにおいてはファンファーレ・オルケスト(蘭: fanfareorkest)、ファンファーレ・バンド(英: fanfare Band)という名称の楽団も存在し、日本でも洗足学園音楽大学がオランダ語に基づくファンファーレ・オルケストの名称を使用している。
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