ファンティポ周辺の人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/05 03:49 UTC 版)
「ドリトル先生シリーズの登場キャラクター」の記事における「ファンティポ周辺の人物」の解説
ズザナ(Zuzana) 夫のベッグウィが奴隷として売り渡されてしまい、奴隷船をカヌーで追って取り残された所を先生に保護された黒人女性。ベッグウィは戦争でファンティポ王国の捕虜となり、ズザナが同国のココ王に掛け合ってズザナの親戚が所有する家畜と交換にベッグウィを返してもらうよう約束を取り付けるが、ファンティポの郵便制度が杜撰で親戚に宛てた手紙が期日までに届かなかったことからベッグウィは奴隷商人に売り渡されてしまった。 ニャムニャム酋長(Chief Nyam-Nyam) ココ王の旧友。強力な軍隊を持つエレブブ国とアマゾネス部隊を持つダホミーと言う2つの隣国に領土を脅かされており、痩せた土地しか持たないことから部族は貧困に喘いでいた。沖合のハーマッタン岩礁に棲むヘラサギから先生宛てに小包で真珠が送られて来たことから、この岩礁で真珠が採れることがわかりたちまち西アフリカ有数の裕福な部族となる。 オボンボ(Obombo) ニャムニャム酋長の娘婿。部族が隣国に脅かされて貧困に喘いでいるのは年老いた義父の無能が原因だと内乱を煽っていた。ところが、先生がニャムニャム酋長の元を訪れてから真珠が採れるようになったことと白ネズミが動員したネズミの大群がダホミーのアマゾネス部隊を退けたことで酋長の統率力が再評価され、たちまち信用を失いジャングルの奥へ逃亡してしまう。 エレブブ国の首長(Emir of Ellebubu) ダホミーのアマゾネス部隊と共にニャムニャム酋長の部族を脅かしていたエレブブ国の首長。ハーマッタン岩礁で真珠が採れるようになってニャムニャム酋長の部族が裕福になった矢先に軍隊を差し向けて侵攻し、全土を制圧して先生をとニャムニャム酋長を捕らえてしまう。先生は窓の無い牢屋に監禁されるが、ハーマッタン岩礁の鵜は先生の伝言に従って真珠の入った牡蠣を水揚げしなかったので期待していた通りの利益を得られなかった。そこで、獄中の先生に水や食料を一切与えないことにするが、牢屋の穴から白ネズミが水や食料を運んで来たので先生は餓死するどころか至って健康な様子を見せ「この白人は呪術を使っているのではないか」と恐れを為した首長は先生とニャムニャム酋長を解放し、ニャムニャム領から全面撤退する。
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