ファッションと染織品
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「アルスター博物館」の記事における「ファッションと染織品」の解説
アルスター博物館の服飾・テキスタイルの収蔵品は18世紀以降のファッショナブルなドレスの歴史だけでなく、現代の国際的なデザイナーやハイストリート・ファッションの反映を目的とする。衣服、アクセサリー、過去から現代のジュエリーを含む約5000の装身具と、アーマン・マルセイユの作品を含む人形やおもちゃのコレクションで構成される。 美術館の方針は衣料品やアクセサリーを応用美術として収集することにあり、デザインの質の高さおよび/またはファッション史における重要な変化を代表する作品の取得に重点を置く。服飾部門の蒐集品には18世紀のスピタルフィールズのシルクガウン、20世紀初頭のパリのオートクチュール、そして現代の国際的なファッションが含まれる。デザイナーを見るとシャネル、ディオール、アレキサンダーマックイーン、ジョンガリアーノ、ヴィヴィアンウエストウッド、 JWアンダーソンが代表的である。 テキスタイル部門の収蔵資料にはマーサ・レノックス作「レノックス・キルト」(1712年)など重要な女性が手がけたアイルランド刺繡の作品や、18世紀の書簡家兼アーティストとして名前を残したメアリー・デラニー夫人によるベッドカバーがある。アントリム伯爵の寝室家具は同名の伯爵の娘ヘレナ・マクドネル夫人(1705−1783年)の監督下で作られたベッドと周辺の家具一式がそっくり伝わり、1982年に当館が購入した。タペストリーにはジョシュア・モリス Joshua Morris 作「アラベスク」Arabesque、ルイ・ル・ブロケイ Louis leBrocquy 作「アダムとイブ」Adam and Eve(20世紀半ば) が含まれる。フランスの芸術家アンリ・マティスによるマティス・テキスタイル・コレクションには「オセアニー・ルシエル」と「オセアニー・ラメール」と題された2つの大きなリネンの壁掛けがある。
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