ファイターミニヨン(FIGHTER MIGNON)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/13 00:51 UTC 版)
「三菱ふそう・ファイター」の記事における「ファイターミニヨン(FIGHTER MIGNON)」の解説
FHの後継車種で、ファイターのシャーシにキャンターのワイドキャブを載せたタイプ。バキュームサーボ式ハイドロリックブレーキとエアオーバ式ハイドロリックブレーキを採用。メーター内にエアタンク圧力ゲージが追加されている。 キャビンを軽量化し、荷台長を増やして積載重量を増やすファイターNX同様のコンセプトに基づく車両であるが、NX以上に小型軽量なキャビンの搭載や装備の簡素化・軽量化により、当時の普通免許(現在の中型8t免許)で運転可能な車両総重量8000kg未満でありながらも最大積載量を4500kgを確保している個体も存在する。なお、車両総重量が8tを超える仕様の設定はなかった。荷台架装を行っても積載量を確保できることから、キャブバッククレーンやダンプなどの架装ベースに用いられた車両が多いが、一般的なドライバンや冷凍車などの架装が行われている車両も存在する。価格帯もファイター・ファイターNXより低く抑えられていることから建設業者の自家用ダンプカーやレンタカーとしての登録が多かった。 ネーミングの由来はフランス語で「優雅な」という意味と、ミニ4トン車にかけている。(実質的にいすゞ・フォワードジャストン、UD・コンドルS、日野・デーキャブレンジャーのライバル車になる) 1986年2月 - FKのベッドレス車のFHを10年ぶりにフルモデルチェンジするかたちで登場。 1989年11月 - マイナーチェンジ。平成元年排出ガス規制適合、フロントグリルの形状変更。 1995年3月 - フルモデルチェンジ。 2002年6月 - ベースとなったキャンターのフルモデルチェンジに伴い生産終了。ただし、海外向けには現在も生産されている。 2014年11月 - 長らく後継車両が存在しなかったが、軽量の専用シャシーにキャンターのワイドキャブを更に拡大して搭載し、4500kg級の最大積載量を確保できるキャンターEXが発売された。ただし、ファイターミニヨンと異なりブレーキは油圧式である。 ファイターミニヨン(初代後期型) ファイターミニヨン(2代目)
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