ピ逃げ
ピ逃げ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/24 10:42 UTC 版)
ICカード化された学生証を端末にかざして出欠を取る方法が普及すると、学生の間で「ピ逃げ」や「ピー逃げ」と呼ばれる手法が横行するようになった。ピ逃げとは、授業の冒頭にICカードを端末に読み取らせて出席扱いにし、授業を受けずに帰ることである。(「ピ」は読み取り時の電子音にちなむ。)電子システムによる出席確認の場合、他者に学生証や携帯電話を貸し出すことでも代返は可能である。 教員側のピ逃げ対策としては、授業の途中で読み取り情報をリセットし再度学生にICカードの読み取りを求める方法や、紙の出席票を配布する方法、講義中に提示したパスワードを出席管理システムに入力させる方法などがある。パスワード方式は、学生間でパスワードを教え合う可能性があるので、対策としては不十分である。座席にICタグを設置し、学生の持つICカードと紐付けることで、同一の座席から二重に出席申請が為されないようにするシステムも開発されているが、導入費用が高い上に、本人以外の者が空席のICタグを使って出席申請する可能性があるため、万全ではない。
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