ビランジ
●わが国の本州、中部地方から関東地方に分布しています。山地から亜高山帯の岩礫地に生え、高さは10~30センチになります。茎は数本叢生し、葉は披針形から狭披針形で対生します。7月から9月ごろ、枝先で分枝して、紅紫色の花を咲かせます。花弁の先端は2浅裂します。長い花柄があり、萼は円筒状です。和名の由来は不明。
●ナデシコ科マンテマ属の多年草で、学名は Silene keiskei var. minor。英名はありません。
ビランジ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/02/27 13:54 UTC 版)
ビランジ | ||||||||||||||||||||||||
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岩場に生えるビランジ | ||||||||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Silene keiskei var. minor | ||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||
ビランジ |
ビランジ(学名 Silene keiskei var. minor)はナデシコ科マンテマ属の草本植物。
目次 |
生態・特徴
本州の山地の日当たりのよい岩場に生える多年草である。高さは10~30cm程で、若い茎や若い葉の色は暗赤色である。夏に赤紫~ピンク色の直径2cm程度の花をつける。
変種
ビランジは基変種オオビランジ Silene keiskei の変種の一つである。別変種にはタカネビランジ S. k. var akaisialpinum がある。またオオビランジの品種としてツルビランジがある。
これらの変種、品種はビランジと同じく山岳地帯の岩場に分布するが、より高い所に分布することが多い。
関連画像
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シロバナタカネビランジ
小聖岳(南アルプス)
関連項目
- 伊藤圭介 (理学博士) --- 学名の由来になった日本の学者。
参考文献
- 『日本の高山植物』山と渓谷社、ISBN 4-635-09019-1 p.497
外部リンク
「ビランジ」の例文・使い方・用例・文例
- ビランジという植物
- その植物はスガワラビランジ(学名:Silene stenophylla)である。
固有名詞の分類
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