ビッグ3の形成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 07:43 UTC 版)
「ブルックリン・ネッツ」の記事における「ビッグ3の形成」の解説
2019年オフ、FAとなったラッセルがサイン&トレードでゴールデンステート・ウォリアーズへ移籍したが、その年のFAの目玉であったケビン・デュラントとカイリー・アービングの獲得に成功した。 2019-20シーズンは、デュラントがNBAファイナルで負った右アキレス腱断裂の影響でシーズンを全休し、アービングも様々な怪我に苦しみ大半の試合を欠場するなど苦しい戦いとなった。それでもディンウィディー、アレンら若手の成長もありプレーオフ圏内に踏み留まっていたが、アービングとヘッドコーチのアトキンソンが選手の起用法を巡って対立し、アトキンソンは2020年3月に解任された。負け越しながらイースタン7位でプレーオフに進出したが、1回戦でトロント・ラプターズに4戦全敗した。 2020-21シーズンはスティーブ・ナッシュを新ヘッドコーチに迎える。新型コロナウイルスの影響で様々な制約を強いられる中、復帰したデュラントが怪我前と変わらないパフォーマンスを見せチームを牽引。しかし、開幕後すぐにディンウィディーが右膝の前十字靭帯を断裂し残りのシーズン全休が決定。そしてアービングは無断でチームを離脱するという問題行動を取り、多くの批判を浴びる。不安定なチーム状況の中、2021年1月に4チーム間のトレードでアレンやレヴァートら若手の中心選手の多くを放出し、ヒューストン・ロケッツから3年連続でリーグ得点王を受賞しているジェームズ・ハーデンを獲得。これによりデュラント、アービング、ハーデンによる超強力なビッグ3が形成された。その後チームは好調を維持しイースト2位でプレーオフに入ると、1回戦ではビッグ3が躍動しセルティックスを4ー1で下す。しかし、2回戦であるバックス戦の第一試合早々にハーデンが怪我をする。それでもネッツは優位を保ちシリーズを2ー0とするが、第3戦・第4戦で連敗をしてしまう。さらにこの二試合は共にジョー・ハリスが不調で第4戦でカイリーが怪我をするという事態に見舞われた。それでも第5戦にハーデンが強行出場するとKDが脅威的なスタッツを残して勝利する。しかし、第6戦は15点差で大敗すると、第7戦はオーバータイムの末敗れ、ネッツのビッグ3結成初年度は2回戦敗退という結果に終わった。
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