ひれふり【ヒレフリ】(草花類)
登録番号 | 第4440号 | |
登録年月日 | 1995年 3月 23日 | |
農林水産植物の種類 | カーネーション | |
登録品種の名称及びその読み | ひれふり よみ:ヒレフリ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2000年 3月 24日 | |
品種登録者の名称 | 吉原珠一 | |
品種登録者の住所 | 佐賀県東松浦郡浜玉町大字鳥巣880番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 吉原珠一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「信濃ローズ」の枝変りから選抜,育成されたものであり,花色は黄白の地色に明紫赤の条が入る小輪花の切花用品種である。 草型は立性,草丈は中である。茎の太さは太,長さは21~40cm,節間長は6 ~7cm ,節数は15~18節,茎の色は濃緑,ろう質の有無は中,硬さは硬である。葉長(第5葉)は9 ~11cm,葉幅は0.8 ~1.2cm ,葉色は濃緑,葉巻き程度はよく巻く,葉のろう質の有無は多である。花房の形は一茎一花,つぼみの形は円柱形,花は八重で平咲,大きさは5 ~6cm ,花色は黄白(JHS カラーチャート2901)の地色に明紫赤(同9706)の条が入る複色である。花弁の形は縦長,大きさは中,花弁縁の鋸歯の形は浅,数は多,花弁数は36~50枚である。がく筒の形は円柱形,長さは3.1 ~3.5cm ,直径は1.3 ~1.6 cmである。花の香りは弱,開花習性は四季咲き,早晩性は中,がく割れの多少は無である。 「筑紫絞り」と比較して,草丈が低いこと,つぼみの形が円柱形であること,花の大きさが小さいこと,花色が黄白の地色に明紫赤の条であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和61年に育成者のほ場(佐賀県東松浦郡浜玉町)において,「信濃ローズ」の中に花色の異なる枝変りを発見して選抜し,以後,増殖を行いながら,特性の調査を継続し,平成2年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「信濃絞り」であった。 |
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