パッケージ命名規約
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/24 06:37 UTC 版)
「パッケージ (Java)」の記事における「パッケージ命名規約」の解説
パッケージは通常、ピリオド(.) (「ドット」と発音)によって分割された階層レベルで階層命名パターンを使用する。名前階層が下位であるパッケージはしばしば上位層に相当するパッケージの「サブパッケージ」と呼ばれるが、パッケージ間には意味的な関係は無い。Java Language Specification は二つの公開されたパッケージが同じ名前を持つことを避けるためにパッケージ命名規約を設けている。命名規約がユニークなパッケージ名を作成する方法を説明するように、広く配布されたパッケージはユニークな名前空間を持つだろう。これはパッケージ群が簡単で無意識的にインストールされカタログ化されるようにしている。 パッケージ名は組織のトップレベルドメイン名と、そのときの組織のドメインといくつかのサブドメインリストが逆順になったもので始まることが推奨されている。組織はそれらの名前にそのときに特定の名前を選ぶ。パッケージ名は可能ならばすべて小文字にすべきである。 例えば、もしカナダにMySoftと呼ばれる組織がfraction(小数、分数)を扱うパッケージを作るとすると、パッケージをca.mysoft.fractionsとネーミングすることは、他社によって開発された類似するもうひとつのパッケージからfractionパッケージを見分ける。もしMySoftと呼ばれるアメリカの企業もまたfractionパッケージを作るとするが、名前はcom.mysoft.fractionsであり、そのとき、それら二つのパッケージにあるクラスはユニークに定義され、名前空間は分割される。 曖昧でないパッケージ名に関して完全な規約と、パッケージ名に直接使うことができないインターネットドメイン名をパッケージに命名するルールは、Java言語仕様のChapter 6.1で説明されている。 ハイフン(-)が使われているドメイン名をそのままJavaソースコードで使用するとコンパイルエラーを引き起こす。そのためハイフンが使われているドメイン名には、ハイフンの代わりにアンダースコア(_)を使用する。
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