パッケージ問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 06:38 UTC 版)
アサヒドライゼロは、同社が発売するビールの主力商品『アサヒスーパードライ』をあしらったようなパッケージであるため、発売前から誤飲を招くなどインターネット上で賛否の意見があった。同業他社の麒麟麦酒やサントリー酒類の経営陣からも異例の同業者批判的があり、大手5社が加盟するビール酒造組合が決めた「酒類の広告・宣伝および酒類容器の表示に関する自主基準」中の、「酒類の容器又は包装の表示に際しては、清涼飲料、果実飲料等の酒類以外の飲料と誤認されないよう、色彩、絵柄等に配意する」項目があるため、両社共に既存製品と極力類似しない製品を製造してきた故でもある。アサヒビール側としては明確に区別するために缶体中央の商品名より大きく「アルコールゼロ」の文字を入れると共に、アルコール「0.00%」を赤帯でわかりやすく表記。さらに既存のアルコール製品に「お酒」の文字を入れるなどの努力をしており、問題ないとし予定通り発売。発売後もパッケージが原因での誤飲報道もなく、発売前の批判とは裏腹に発売から2ヶ月足らずで累計販売箱数が大瓶換算値(633ml×20本)で100万箱を突破、発売初年度の売上は当初の販売目標の300万箱の約1.7倍にあたる502万箱に達するヒット製品となった。 その後しばらくはパッケージの大きな変更はなかったが、2014年12月にパッケージが刷新され、『アサヒスーパードライ』と区別化されることとなった。
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