バーライチの狼少年の例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/11 00:27 UTC 版)
「狼少年 (野生児)」の記事における「バーライチの狼少年の例」の解説
1843年ごろ、インドのバーライチで、騎兵によって、二匹のオオカミと一緒に川の水を飲んでいた10歳くらいの少年が保護された。 激しく抵抗し、騎兵に噛み付いた。 3ヶ月ボンディ村の酋長の所に預けられた、少年は繋がれたが何度も脱走した。その後見世物師の所で6ヶ月過ごした。 それから商人の召使いの子が、少年の世話をすることになった。 少年は四つ足で這っていたが、木に縛られて油で関節をこすったり叩いたりして、2週間くらいで直立歩行できるようになった。 最初は生肉しか食べなかったが、次第に米食に慣れていった。 4ヶ月後身振りで意思疎通できるくらいになったが、優しくしてくれる少女の名前以外何も口をきかなかった。 やがて少年の元にオオカミの子が何匹か遊びに来るようになった。 彼らは少年に慣れているようだった。 5,6年前にオオカミにさらわれた自分の息子であると主張する婦人が名乗りを上げたが、少年は脱走して行方不明となった後だった。
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