バンク・スタンド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 17:34 UTC 版)
1周333mを使用している。「コーナー上にゴールがある」と言われる程極端にゴール前の直線が短いバンクで、スピードを維持しやすく又出しやすいので圧倒的に先行・捲り選手有利。後方に置かれると手も足も出なくなるので、展開の移り変わりが激しい。 バンク全体を観客席で囲まれており、建物の合間から風が入り込み渦巻く事がある。長年一般席のみであったが一部を改造し、バックストレッチ側(ゴールとは反対側)に特別観覧席が設置された。 2019年2月、奈良県が県所有の施設について耐震性を調査したところ、この奈良競輪場では耐震性を示す構造耐震指標(Is値)が、いずれも1965年完成である中央スタンドで0.03、東サイドスタンドでも0.16と低く、震度6強以上の地震で倒壊する危険性が指摘されたことから、現在は具体的な耐震化対策が出されるまで、中央スタンドと東サイドスタンドはともに3階部分は立入禁止としている。また同様に車券購入窓口・払戻も限定しており、それらの業務はほぼ機械化されている。 バンク、スタンドには大型モニターは設置されていないが、メインスタンド1階にホールがあり、ここに大型モニターが備えられているほか、ステージでは時折イベントが行われる(奈良支部所属新人選手の紹介や、三谷竜生のダービー優勝報告会など)。 2コーナーと4コーナーの両方に同じ着順表示板が設置されている。 堅く収まる(低配当)レースが多いが波乱時の額も大きく、競輪の三連単史上最高額配当金である4,760,700円(2006年9月21日の第10競走)が出たバンクでもある。 バンク 観客席 電光掲示板
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