萩屋3号【ハギヤ3ゴウ】(観賞樹)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第5479号 |
登録年月日 | 1997年 3月 7日 | |
農林水産植物の種類 | つばき | |
登録品種の名称及びその読み | 萩屋3号 よみ:ハギヤ3ゴウ |
|
品種登録の有効期限 | 18 年 | |
育成者権の消滅日 | 2000年 3月 8日 | |
品種登録者の名称 | 日本農薬株式会社 | |
品種登録者の住所 | 東京都中央区日本橋一丁目2番5号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 萩屋薫 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,寒椿に「カメリア ドルピフェラ」を交配して育成されたものであり,花色が鮮紫赤で八重咲きの中輪花である。 樹形は横張性及び枝垂性,樹高は普通,枝の太さは中,分枝性はやや強 ,節間長は短である。葉形は長楕円形,葉の大きさはやや小,葉姿は波曲,葉の先端の形は凸形,葉脚の形は鋭脚,葉の色は濃緑,光沢は有,厚さはやや薄,葉縁の形は粗い鋸歯,葉柄の長さは短,葉柄及び葉の毛は無である。花形は八重咲き,花の着き方はやや下向き,大きさは中輪である。花色区分は単色,花色(地色)は鮮紫赤(JHS カラーチャート9707),外花弁の形は倒卵形,弁脈は少し有り,弁縁の形は桜弁,花弁数は10~19,外花弁の曲り方は波曲,つぼみの形は円尖形である。雄ずいの形は輪じん,花糸の色は淡黄,やくの色は黄,花弁と雄ずいのゆ着はしない,子房の毛は多,室数は3,花の香りは強である。開花期は初冬咲き,開花量は中である。 「昭和の栄」と比較して,八重咲きの花形が八重咲きであること,花弁数が少ないこと,雄ずいの形が輪じんであること,花の香りが強いこと等で,「乙女」と比較して,花が八重咲きであること,花色は地色が鮮紫赤であること,外花弁の曲り方が波曲であること,花の香りが強いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,育成者のほ場(新潟県白根市)において,昭和55年に育成者所有の寒椿に「カメリア ドルピフェラ」を交配し,その実生開花株の中から60年に選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,平成元年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「紅螢」であった。 |
- 萩屋3号のページへのリンク