ネミック・ラムダ事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/26 09:18 UTC 版)
「ネミック・ラムダ」の記事における「ネミック・ラムダ事件」の解説
日本電気精器(株)との合併に際して、英国系親会社と斑目代表取締役会長兼社長の意見が対立、壮絶な争いを展開した。1998年に斑目社長が英国系親会社に対抗して第三者割当増資をしようとしたが、資金調達の目的である事業計画の具体性等がない著しく不公正な方法として発行会社側の主張が認められず、英国系親会社の主張通り増資差止の仮処分がなされた。これにより同年6月、斑目氏は代表取締役会長兼社長の座を追われることとなった。 ネミック・ラムダ社は、カリスマ社長率いる外資系企業であり、いわばベンチャーである。対する日本電気精器は大企業系列で長い歴史を誇る。両者の企業文化、社員の個性は相当に大きく、同じ業界に属しながらも仕事の考え方、進め方にも大きな違いがあったという。両者は同業でありながら保有する看板技術が違っていた。「“互いの持っていない技術”を補い合うことで、トータル・パワー・ソリューション企業として生まれ変わる」というビジョンにより合併した。
※この「ネミック・ラムダ事件」の解説は、「ネミック・ラムダ」の解説の一部です。
「ネミック・ラムダ事件」を含む「ネミック・ラムダ」の記事については、「ネミック・ラムダ」の概要を参照ください。
- ネミック・ラムダ事件のページへのリンク