ネスレとBSN
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 01:58 UTC 版)
「ペリエ (ミネラルウォーター)」の記事における「ネスレとBSN」の解説
そこでネスレがスエズと組んで、審理を待たず1月22日、ペリエのビッドへ名乗りを上げた(総額134.2億フラン)。そしてアニェリ側と資本提携していたBSNが、事前連絡を受けなかった不満を動機として、メインバンクのラザードをともない、ネスレ側へ寝返った。BSNはネスレにボルヴィックの営業譲渡を約束させていた。証券取引委員会(Commission des Operationsde la Bourse)が、サン・ルイによるペリエ株取得には内部者取引の疑いがあるとして調べを進めていた。ネスレ陣は好機とみて、政府に公開買い付けを申請しつつ、アニェリ側の保有するペリエ株凍結およびサン・ルイによる買収取消を裁判所に訴えた。2月16日、大蔵大臣がビッドを承認した。オイルマネー(Arab Banking Corporation)も参加して、ペリエ株は騰貴した。2月26日、パリ商事控訴院が証券取引所評議会の見解を支持しアニェリ側の訴えを棄却した。3月4日、証券取引所評議会と証券取引委員会がBSNのビッドを公式に認めた。3月6日、ニームの商事裁判所がアニセリ側保有のペリエ議決権つき株式の1/3凍結および2年以内に支配率を23.7%へ下げることを命令した。3月16日、パリ商事裁判所はサン・ルイによる買収を違法かつ無効と判断した。
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