ニューモノウルトラマイクロスコーピックシリコヴォルケーノコニオシス
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ニューモノウルトラマイクロスコーピックシリコヴォルケーノコニオシス (Pneumonoultramicroscopicsilicovolcanoconiosis ([ˌnjuːmənoʊˌʌltrəˌmaɪkrəˈskɒpɪkˌsɪlɪkoʊvɒlˌkeɪnoʊˌkoʊniˈoʊsɪs] ( 音声ファイル)[1][2]))とは、超微視的珪質火山塵肺疾患(非常に微視的な珪質の火山塵を吸い込むことによって引き起こされる肺の病気)を意味する英語の語である。
「珪性肺塵症」とも訳される[3]。
解説
実際は医学用語ではなく、アメリカのパズル愛好家組織、National Puzzlers' League の会長だったエヴェレット・スミスが 1935年に造語したとされる[4]。
ラテン文字 45 字で書かれるこの言葉は、一般的な英語辞書に記載されている中では最も長い実用的な語とされている[5]。また、複数形については語尾の i が e に変わり、 pneumonoultramicroscopicsilicovolcanoconioses となる。
この語は 1936年にオックスフォード英語辞典に最初に記載され、続いてウェブスター辞典、ランダムハウス英語辞典などに記載された。この病気を表す実際の術語は pneumoconiosis (塵肺)あるいは silicosis (珪肺)である。
語源
- pneumono - 肺(古代ギリシア語が元となったラテン語より)
- ultra - 超(ラテン語より)
- microscopic - 微視的・顕微鏡(古英語、またはラテン語の mikron (小さい)と skopos (視界)より)
- silico - ケイ素(ラテン語より)
- volcano - 火山(ラテン語より)
- coni - 塵(ギリシア語の konis より)
- osis - 病気・症状(ギリシア語より)
参考文献
- ^ "Pneumonoultramicroscopicsilicovolcanoconiosis". Lexico UK English Dictionary. Oxford University Press. 2020年3月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。
- ^
"Pneumonoultramicroscopicsilicovolcanoconiosis". Merriam-Webster Dictionary (英語).
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引数が必須です。 (説明) - ^ eプログレッシブ英和中辞典
- ^ Cole, Chris (1989), “The Biggest Hoax”, Word Ways: The Journal of Recreational Linguistics, オリジナルの2014年8月10日時点におけるアーカイブ。 2007年10月8日閲覧。
- ^ 『CD-ROM版ランダムハウス英語辞典』, 小学館, 1998, "しばしば英語で最も長い単語の一つと言われる."
関連項目
ニューモノウルトラマイクロスコーピックシリコヴォルケーノコニオシス
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「珪肺」の記事における「ニューモノウルトラマイクロスコーピックシリコヴォルケーノコニオシス」の解説
詳細は「ニューモノウルトラマイクロスコーピックシリコヴォルケーノコニオシス」を参照 ニューモノウルトラマイクロスコーピックシリコヴォルケーノコニオシス(pneumonoultramicroscopicsilicovolcanoconiosis)は、オックスフォード英語辞典によれば、"a factitious word alleged to mean 'a lung disease caused by the inhalation of very fine silica dust, causing inflammation in the lungs.'"(「肺の炎症を引き起こす非常に微細なシリカ粉塵の吸入によって生じる肺の疾患」を意味するとされる造語)である。この定義を満たす疾患は通常珪肺と呼ばれており、この語は主として長大語の例に挙げられるだけの語である。もっとも長い英単語として作られたアルファベット45文字からなる造語で、現行のいくつかの辞書に掲載されている。これまでに英語辞書に掲載された語としては最長である。
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