ニューポット
単式蒸溜器(ポットスチル)から溜出したばかりの未熟成なモルトウイスキーのこと。 ウイスキーの製造工程中、発酵を終えてできたもろみは、ポットスチルで初溜、再溜と2度の蒸溜が行われます。 初溜では、もろみ中の全アルコール分をほとんど出しつくしてしまうまで採取します。次の再溜では、この初溜に前回再溜時に搾取された前溜・後溜を加えて初溜よりやや長い時間をかけて蒸留され、前溜・中溜・後溜の三段階に分けられます。この中溜分のみがニューポットとして取り出され、次の熟成という工程に送られます。 ニューポットは無色透明でアルコール分は65〜70%、若く荒々しい風味をもっていますが、ホワイトオークの樽に詰められ熟成がすすみ、やがてウイスキー独特の深い琥珀色とまろやかでこくのある味と香りをもったウイスキーとなるのです。 |
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