ニシダイヤガラガラヘビとは? わかりやすく解説

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ダイヤガラガラヘビ

(ニシダイヤガラガラヘビ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/14 06:17 UTC 版)

ダイヤガラガラヘビ
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: 有鱗目 Squamata
亜目 : ヘビ亜目 Serpentes
: クサリヘビ科 Viperidae
亜科 : マムシ亜科 Crotalinae
: ガラガラヘビ属Crotalus
学名
(本文参照)
和名
ダイヤガラガラヘビ
英名
Diamondback rattlesnake

ダイヤガラガラヘビ爬虫類有鱗目ヘビ亜目クサリヘビ科に分類されるヘビで,アメリカ合衆国南部およびメキシコ北部に生息する。別名はヒシモンガラガラヘビ有毒

おもな種類

ヒガシダイヤガラガラヘビ

ヒガシダイヤガラガラヘビトウブヒシモンガラガラヘビCrotalus adamanteus はおもにアメリカ合衆国の東部に分布するヘビで、全長は1.1-1.7m、公式な最大記録は全長2.36m。

ニシダイヤガラガラヘビ

ニシダイヤガラガラヘビセイブヒシモンガラガラヘビCrotalus atrox はおもにアメリカ合衆国の南西部に分布するヘビで、全長は最大2.1m。

アカダイヤガラガラヘビ

アカダイヤガラガラヘビアカヒシモンガラガラヘビCrotalus ruberカリフォルニア半島に分布するヘビで、上記2種よりはやや小型。全長は0.8-1.5m。

特徴

体色は茶褐色で、アカダイヤはやや赤みがかっている。模様は名前の通り、ダイヤ模様が規則正しく並ぶ。

生態

主にステップ草原に生息する。夜行性で、日中は岩陰や動物の古巣などで休息し、夜になると餌のネズミ類を求めて活動を開始する。口のすぐ上にある赤外線感熱器官(ピット器官)で獲物の体温を感じ取り、獲物に一瞬噛み付いて毒を注入し、すぐに離れて毒が効くのを待つ。 毒は非常に強く、また毒量も非常に多くて危険だが、性質は非常におとなしく、よほど怒らせない・身の危険を感じない限り噛むことも少ない。 気温の低い冬場は山岳地帯で冬眠する。このとき、ドクトカゲなどの他の生物と一緒に冬眠していることも多く、無駄な争いを避ける本種の温和な性格が窺える。そして、春になり、気温が上がると、平野部まで降りてきて活動を開始する。 外敵に出会うと、尻尾を震わせて音を出して威嚇する。ここで敵が去ればこれだけで済ませ、追いかけて攻撃することはない。 繁殖期には、オス同士が互いに頭を高く持ち上げてどちらがより高いかを競い合う、コンバットダンスと呼ばれる動きを見せる。

天敵ワシなどの猛禽類キングヘビなどがあるが、大人の大型の個体が狙われることは少ない。

人間との関わり

MLBアリゾナ・ダイヤモンドバックスの愛称になっているほか、コルト回転式拳銃の名称にもなっている。

米国でのヘビ咬傷に関連する死亡者の大半が、ニシダイヤガラガラヘビヒガシダイヤガラガラヘビによるものとされている。

関連項目


ニシダイヤガラガラヘビ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/02 05:05 UTC 版)

ダイヤガラガラヘビ」の記事における「ニシダイヤガラガラヘビ」の解説

ニシダイヤガラガラヘビ(セイブヒシモンガラガラヘビ)Crotalus atrox はおもにアメリカ合衆国南西部分布するヘビで、全長最大2.1m、平均値ではヒガシダイヤガラガラヘビよりもやや大きいが、最大記録では記録譲っている。

※この「ニシダイヤガラガラヘビ」の解説は、「ダイヤガラガラヘビ」の解説の一部です。
「ニシダイヤガラガラヘビ」を含む「ダイヤガラガラヘビ」の記事については、「ダイヤガラガラヘビ」の概要を参照ください。

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