ニコルソンとシアーズ~将校会議
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 08:58 UTC 版)
「戦場にかける橋」の記事における「ニコルソンとシアーズ~将校会議」の解説
ある雨の日、ニコルソンは収容所の中でシアーズと知り合う。シアーズは海軍の出身で、船を戦闘で失ったのち泳いで岸まで辿り着いた。収容所にいた他国の兵士は、マラリアや赤痢、脚気といった病気や飢え、過労、銃弾での負傷や自殺などで大勢が命を落とした。そして彼もまた何かの病気を患っているらしい。 その夜7時に開かれた将校会議で、脱走について話し合われた。ニコルソンは、孤島のジャングルからの脱出は不可能であると主張。一方、捕虜生活の長いシアーズは仮に脱出を断念しても最終的には捕虜として死ぬしかないと述べ、いざという時には脱走も辞さない構えを見せた。しかし軍律を遵守するニコルソンは、シンガポールにおいて司令部から降伏を命じられたことを打ち明け、脱走は軍律に反するとし、兵隊の意欲を奪わないために、建設作業の指揮は、日本軍ではなく自らが率いるイギリス軍が行うと確認した。
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