ナムブイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/28 19:26 UTC 版)
ナムブイ(Nambui, 生没年不詳)は、モンゴル帝国第5代皇帝クビライの皇后(ハトゥン)の一人。自らの叔母でクビライの第一皇后であったチャブイの死後に娶られ、チャブイの正宮としての地位を受け継いだ。
- ^ ナチン(Način >納陳/nàchén)はデイ・セチェン(特薛禅)の息子アルチ(Alči >按陳/ànchén)の息子に当たる。『元史』巻118列伝5特薛禅伝「特薛禅、姓孛思忽児、弘吉剌氏……子曰按陳……弟納陳、歳丁巳襲万戸」。
- ^ 『元史』巻114列伝1后妃伝はナムブイを「ナチンの孫仙童の娘」とする(『元史』巻114列伝1后妃伝「南必皇后、弘吉剌氏、納陳孫仙童之女也」)が、これでは世代が離れすぎてしまうため、『集史』に従ってナチンの娘とするのが正しいと考えられている(宇野1999,63頁)
- ^ 宮2018,819頁
- ^ 『元史』巻114列伝1后妃伝「南必皇后、弘吉剌氏、納陳孫仙童之女也。至元二十年、納為皇后、継守正宮。時世祖春秋高、頗預政、相臣常不得見帝、輒因后奏事焉」
- ^ 『元史』巻114列伝1后妃伝「有子一人、名鉄蔑赤」
- ^ なお、このテメチは『集史』「クビライ・カアン紀」では「[クビライの]第十二子:[名は]不詳」とあり、名前が記されていない(宮2018,819頁)
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