ナス中間母本農1号【ナスチュウカンボホンノウ1ゴウ】(野菜)
登録番号 | 第5612号 | |
登録年月日 | 1997年 7月 15日 | |
農林水産植物の種類 | なす | |
登録品種の名称及びその読み | ナス中間母本農1号 よみ:ナスチュウカンボホンノウ1ゴウ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 望月英雄 山川邦夫 西尾剛 小餅昭二 坂田好輝 成河智明 門馬信二 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「久留米長」,Solanum incanum「LS174」及び「千両2号」を育種素材として育成された固定品種で,半枯病抵抗性を有する中間母本用品種である。 草丈は高,株の広がりはやや狭,分枝性は強,分枝開張度は中,節間長はやや長,茎の太さは中,茎色は帯紫,黒紫程度はやや濃,茎の毛じは多,葉身の大きさは中である。花房当たり花数は1~2,花色は帯紫,果実の大きさは中,果形は中長,果頂部の形はややとがる,果実基部の張りは劣,果皮色は黒紫,果色の黒紫程度は中,へたのトゲの強さはやや弱,褐変は多,かぶり方は普通である。収穫期は中,半枯病抵抗性は高である。 「千両2号」及び「橘田」と比較して,茎の毛じが多いこと,へたの褐変が多いこと,半枯病抵抗性が高いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,出願者のほ場(三重県安芸郡安濃町)において,「久留米長」に松野真備氏より導入したSolanum incanumの 1系統である「LS174」を昭和51年に交配し,そのF1個体に「久留米長」を52年に戻し交配し,53年よりその B1F1個体に「千両2号」を 2回交配後,55年より自殖を繰り返して選抜固定を図り,平成5年より「ナス安濃1号」の系統名で特性検定試験等を実施して,7年に目標とする特性を有しているのを確認して育成を完了した。 |
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