ドミトリー・カルポフとは? わかりやすく解説

ドミトリー・カルポフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/14 15:35 UTC 版)

ドミトリー・カルポフ
選手情報
フルネーム ドミトリー・カルポフ
国籍 カザフスタン
種目 十種競技
生年月日 (1981-07-23) 1981年7月23日(42歳)
生誕地 カラガンダ州カラガンダ
身長 198cm
体重 89kg
自己ベスト 十種競技 : 8725pt (2004年)
獲得メダル
カザフスタン
陸上競技
オリンピック
2004 アテネ 男子 十種競技
世界陸上選手権
2003 パリ 男子 十種競技
2007 大阪 男子 十種競技
編集 

ドミトリー・カルポフ(Dmitriy Karpov、1981年7月23日 - )は、カザフスタンの陸上競技選手。十種競技を得意とする選手で、2004年アテネオリンピックの銅メダリストである。カラガンダ州カラガンダ出身。

経歴

カルポフは、1999年にカザフスタンの国内選手権の十種競技で優勝し有名になる。このときの記録は6875ポイントであった。2002年には、釜山で行われたアジア大会に出場。7995ポイントで、中国の斉海峰に次いで銀メダルを獲得した。2003年には自身初となる8000点の大台を突破。同年8月に行われた世界選手権では8374ポイントで、アメリカのトム・パパス、チェコロマン・セブルレに次いで銅メダルを獲得した。

カルポフは、2004年に、室内で行われる七種競技で、6155ポイントのアジア新記録を樹立。屋外で行われる十種競技でもアジア新記録を樹立した。そして、8月に行われたアテネオリンピックでは、8725ポイントで、自己の持つアジア新記録をさらに更新し、セブルレ、アメリカのブライアン・クレイに次いで銅メダルを獲得した。

カルポフは、2006年にカタールドーハで行われたアジア大会にも出場し金メダルを獲得。2007年に大阪で開催された世界選手権では、セブルレ、ジャマイカのモーリス・スミスに次いで2大会ぶりとなる銅メダルを獲得した。2008年のシーズンは、3月の世界室内選手権の七種競技で銅メダルを獲得したが、8月の北京オリンピックでは、1種目を終わったところでけがのため2種目以降を棄権した。

カルポフは、短距離種目を得意としており、2003年には、200mのカザフスタンチャンピオンにも輝いている。

自己ベスト

  • 100m - 10秒69 (2006年6月24日)
  • 200m - 21秒65 (2003年7月26日)
  • 400m - 46秒81 (2004年8月23日)
  • 1500m - 4分32秒34 (2006年6月25日)
  • 110mハードル - 13秒93 (2002年1月1日)
  • 走高跳- 2m12 (2003年5月10日、8月26日)
  • 棒高跳 - 5m30 (2008年6月1日)
  • 走幅跳 - 8m05 (2002年6月23日)
  • 砲丸投 - 16m95 (2010年11月24日)
  • 円盤投 - 52m80 (2004年7月31日)
  • やり投 - 60m31 (2006年6月25日)
  • 十種競技 - 8725pt (2004年8月24日)

主な実績

大会 場所 種目 結果 記録
2000 世界ジュニア陸上選手権 サンティアゴ(チリ) 十種競技 4位 7366pt
2002 アジア大会 釜山(大韓民国) 十種競技 2位 7995pt
2003 世界陸上選手権 パリ(フランス) 十種競技 3位 8374pt
2004 世界室内陸上選手権 ブダペスト(ハンガリー) 七種競技 4位 6155pt
2004 オリンピック アテネ(ギリシャ) 十種競技 3位 8725pt
2005 世界陸上選手権 ヘルシンキ(フィンランド) 十種競技 - DNF
2006 アジア大会 ドーハ(カタール) 十種競技 1位 8384pt
2007 世界陸上選手権 大阪(日本) 十種競技 3位 8586pt
2008 世界室内陸上選手権 バレンシア(スペイン) 七種競技 3位 6131pt
2008 オリンピック 北京(中国) 十種競技 - DNF

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