ドイツでの反応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/28 13:44 UTC 版)
「ワルキューレ (映画)」の記事における「ドイツでの反応」の解説
ドイツでは、シュタウフェンベルクは反ナチ運動の英雄として称えられているうえ、敬虔なカトリック教徒として知られている。そのため、サイエントロジーの信者であるトム・クルーズがシュタウフェンベルク役を演じることには、強い反発が起きた(ドイツでは、サイエントロジーは悪質なカルトと見なされている)。 また、ドイツの政治家は不快感を示し、シュタウフェンベルクの息子ベルトルトも「クルーズ氏が演じると聞いた時には宣伝のための冗談だと思っていた。彼が演じたら台無しになる。父とは関わらないでほしい。」とトム・クルーズを批判した。 一時は、ドイツ国防省が事件の舞台であるベンドラー街(ドイツ語版)(現・シュタウフェンベルク街)などの国防軍関連施設での撮影を許可せず、それに対してドイツ人の映画監督フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルクが非難声明を発表する事態となった。 2か月後、ドイツ国防省は「制作者側が『ナチス (Nazi) 支配から解放され、完全なる民主主義国家となった統一ドイツの姿』を作品内に盛り込むことに同意した」として、撮影を許可した。
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