トンブクトゥの現状
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/30 18:50 UTC 版)
かつては10万人以上の人口を数えたトンブクトゥも、交易形態の変化や衰退により2000年代には5万人あまりに減少。かつての規模から比べれば、少し大きな村といった規模となった。ただし、現在も砂漠地帯の中の物資の集散地点であることは変わらず、岩塩や手工芸品などの取引が行われている。市内は日干し煉瓦で出来た家々が並び、ひどい貧困に見舞われている状況にある。また、周囲の砂漠化が進行し、町が砂漠に埋もれる危険性も指摘されている。 近年、周辺が世界遺産に登録されたこと、パリ・ダカール・ラリーの通過地になっていたこと(開催年によってはコースから外れることもあり)から、次第に知名度が高まり、観光客も増えつつあるが、インフラは依然として整っておらず、ホテルのキャパシティも小さい。 イスラム系武装組織が街を占拠すると、組織が自家発電により電気と水を供給するようになったが、後述するフランス空軍の空爆により組織が撤退すると電気と水の供給が停止した。
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