トロイア戦争III(『イーリアス』以後)
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「トロイア戦争にかかわる伝説」の記事における「トロイア戦争III(『イーリアス』以後)」の解説
この『イーリアス』以後の章は3世紀頃小アジアのスミュルナで活躍した詩人クィントスによる『トロイア戦記』の要約である。クィントスは自分のこの書物に特にタイトルをつけていなかったので、この書物はギリシア語で『タ・メタ・トン・ホメーロン』(ホメーロスの続き)、ラテン語で『ポスト・ホメリカ』(ホメーロス以後)と呼ばれた。主な内容は、ペンテシレイアの物語、メムノーンの物語、アキレウスの死、アイアースの死、エウリュピュロスの参戦、ネオプトレモスの参戦、ピロクテーテースの参戦、パリスの死、木馬の計略、トロイアの陥落である。 『タ・メタ・トン・ホメーロン』には『イーリアス』以後トロイアが陥落するまでの代表的な物語をほとんど収めているが、ヘレノスがトロイア陥落のための予言をした事についてのみは例外的に触れられていない。このため我々はこのヘレノスに関する物語のみは他の書籍を参考した。 (この章の作成には、松田治による『タ・メタ・トン・ホメーロン』の日本語訳『トロイア戦記 講談社学術文庫』を参考にした)。
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