トビウオ
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トビウオ(止比乎、飛魚、鰩、𩹉 )、文鰩魚、英: Flying fish)は、ダツ目トビウオ科に属する魚類の総称。太平洋、インド洋、大西洋の亜熱帯から温帯の海に生息する海水魚で、世界で50種ほど、日本近海でも30種弱ほどが知られる。
- ^ 【海猿たちの船メシ(3)】ピッチピチの「日本海の幸」を船上で メーンは尾頭付きトビウオ!巡視船えちごの「一食一心」の技とは…産経ニュース(2016年3月12日)2020年6月12日閲覧
- ^ 日本おさかな雑学研究会『頭がよくなる おさかな雑学大事典』(幻冬舎文庫 2002年)p.110
- ^ “Fast flying fish glides by ferry”. BBC News (2008年5月20日). 2008年5月22日閲覧。
- ^ a b 【食材ノート】トビウオ漁 収入跳ねる/屋久島、土産品も充実『日経MJ』2019年5月27日(フード面)
- ^ 秋道智彌『なわばりの文化史:海・山・川の資源と民俗社会』小学館、1999年、43-46頁。ISBN 4094601236。
- ^ 例えば、“トッピー(飛び魚)” (2016年). 2016年4月23日閲覧。
トビウオ科
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トビウオ科 Exocoetidae は5亜科8属52種で構成され、大西洋・インド洋・太平洋の熱帯から温帯にかけての表層に広く分布する。 上下の顎は比較的短く、同じ長さであるが、稚魚期には下顎が突出している。サヨリトビウオ亜科の2種を除くすべての種類では胸鰭が大きく発達している。尾鰭は大きく二又に分かれ、下葉は上葉よりも長く発達する。稚魚期に長い口ヒゲをもつ種類が多い。 トビウオの仲間は海面上を滑空する習性をもつことがよく知られ、飛翔に適した体型上の特徴が多数認められる。下側だけ長くなった尾鰭は水面上に飛び出る直前まで海水を捉え、より力強いジャンプを可能にする。飛び出した後は大きな胸鰭を翼状に広げ、グライダーのように高速で滑空する。一部の種類では腹鰭も同様に大きくなっており、胸鰭と合わせ4枚の「翼」を使って飛ぶことが可能となっている。浮き袋も大きく発達し、体を軽くする効果があるとみられている。 サヨリトビウオ亜科 Oxyporhamphinae 1属2種。本亜科はトビウオ科とサヨリ科の中間的な特徴をもっており、かつてはサヨリ科に含められていた。サヨリトビウオ属 Oxyporhamphus Fodiatorinae 亜科 1属2種。残る3亜科と姉妹群を構成するグループとみなされている。Fodiator 属 ツマリトビウオ亜科 Parexocoetinae 1属3種。本目の魚類としては例外的に、顎を突き出すことができる。ツマリトビウオ属 Parexocoetus イダテントビウオ亜科 Exocoetinae 1属3種。イダテントビウオ属 Exocoetus Cypselurinae 亜科 4属48種。ダルマトビウオ属 Prognichthys ツクシトビウオ属 Cheilopogon ニノジトビウオ属 Hirundichthys ハマトビウオ属 Cypselurus
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