デヴィッド・ボウイによるカバー
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「アクロス・ザ・ユニバース」の記事における「デヴィッド・ボウイによるカバー」の解説
デヴィッド・ボウイは、1975年に発売されたアルバム『ヤング・アメリカンズ』で「アクロス・ザ・ユニバース」をカバーした。ボウイは、1975年1月にエレクトリック・レディ・スタジオでレコーディングし、同日には「フェイム」のレコーディングも行われた。ボウイのカバー・バージョンは、ブルー・アイド・ソウル調にアレンジされていて、レノンがギターとバッキング・ボーカルで参加している。後にレノンは「自分たちで『アクロス・ザ・ユニバース』のいいアレンジを作ることができなかったから、本当にいいことだと思った。お気に入りの曲だけど、自分たちの演奏は好きじゃない」と語っていて、ボウイもビートルズの演奏については「とても湿っぽい」と語っている。 しかし、ボウイによるカバー・バージョンは、音楽評論家などからは否定的な評価を得ており、『ピッチフォーク・メディア』のダグラス・ウォーク(英語版)は「アルバムで正真正銘のやっかい者の1つ。大げさな仕上がり」と評していて、作家のピーター・ドゲット(英語版)も同様に「大げさで、型にはまったアレンジ」「レノンを感動させる奇妙な術」と評している。ボウイの黄金期とされる時期で、否定的な評価を得たカバー・バージョンとなったが、伝記作家のニコラス・ペッグ(英語版)は「非常に素晴らしいカバー」と評している。
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デヴィッド・ボウイによるカバー
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「アラバマ・ソング」の記事における「デヴィッド・ボウイによるカバー」の解説
デヴィッド・ボウイは、かねてよりブレヒトを敬愛しており、1978年の『アイソーラーII・ツアー』のセットリストに本作を加えて演奏していた。ツアー終了後の1978年7月2日にロンドンにあるGood Earth Studioで本作のレコーディングが行なわれ、1980年2月15日にRCAレコードからシングル盤として発売された。 型破りとも言える転調により、音楽ジャーナリストのロイ・カー(英語版)は「運よく流れたラジオ番組を混乱させるために作られたような曲」と述べている。シングル盤のB面には「スペイス・オディティ」のアコースティックバージョンが収録された。シングル盤は、全英シングルチャートで最高位23位を獲得。 2020年には40周年を記念した7インチ・ピクチャー・ディスクが発売され、AA面には1978年7月18日の『アイソーラーII・ツアー』のアールズ・コート公演のサウンドチェック時に録音された「ライオンのジョー」と、同公演での「アラバマ・ソング」のライブ音源が収録された。 ボウイによるカバー・バージョンは、後に『ザ・シングルス・コレクション』(1993年)や『ザ・ベスト・オブ・デヴィッド・ボウイ 1980/1987(英語版)』(2007年)などのベスト・アルバムにも収録された。1980年初頭に日本限定で発売されたシングル盤『クリスタル・ジャパン』にも収録され、1992年に再発売された『スケアリー・モンスターズ』にボーナス・トラックとして収録された。 ライブでは前述の『アイソーラーII・ツアー』のほかにも、1990年の『サウンド+ヴィジョン・ツアー』や、2002年の『ヒーザン・ツアー(英語版)』でも演奏された。
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