デルタ符号とは? わかりやすく解説

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デルタ符号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/05 06:39 UTC 版)

デルタ符号(デルタふごう)とは、ピーター・イライアス英語版によって開発された可変長符号である。 ユニバーサル符号の一つ。 小さな値には短い符号語を、反対に大きな値には長い符号語を割り当てる。


符号化の原理

対象となる正の整数の2進数表現をXとする。まず、Xの桁数をガンマ符号で出力する。次に、最上位ビットを除いたXを出力する。その結果がデルタ符号である。

デルタ符号の出力(1〜10、31〜35)
対象となる数 2進数表現 桁数のガンマ符号 出力 ガンマ符号の出力(比較)
1 1 1 1 1
2 10 010 0100 010
3 11 010 0101 011
4 100 011 01100 00100
5 101 011 01101 00101
6 110 011 01110 00110
7 111 011 01111 00111
8 1000 00100 00100000 0001000
9 1001 00100 00100001 0001001
10 1010 00100 00100010 0001010
31 11111 00101 001011111 000011111
32 100000 00110 0011000000 00000100000
33 100001 00110 0011000001 00000100001
34 100010 00110 0011000010 00000100010
35 100011 00110 0011000011 00000100011

大きな整数を効率よく符号化できるようになっているが、小さな値ではガンマ符号のほうが良い性能をみせる。

関連項目




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