デビュー・アルバム成功の背景
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「ホワッツ・ザ・411?」の記事における「デビュー・アルバム成功の背景」の解説
メアリーは1987年の16歳の時、ニューヨーク州ホワイト・プレインズのショッピング・モールに設置されていた録音ブースでアニタ・ベイカーの1986年のヒット・ナンバー「コート・アップ・イン・ザ・ラプチャー」(Caught Up in the Rapture)を歌い、そのデモ・テープを継父がレコーディング・アーティストのジェフ・レッド(英語版)に預けた。それが当時のアップタウン・レコード(英語版)の社長アンドレ・ハレル(英語版)の手に渡った。ハレルは、そのメアリーの歌声のテープを聴き、「初めて耳にした瞬間、彼女の心の疼きとソウルを感じ」、すぐに彼女を売り出すことを決め、アップタウン・レコード社にとって最年少で初の女性アーティスト契約をメアリーと結ぶことになった。 そしてメアリーは、1990年に同じ社所属のファーザーMCの「アイル・ドゥ・4・U」(I'll Do 4 U) にフィーチャリング・ボーカル参加した後、1991年の映画『ストリクトリー・ビジネス(英語版)』のサウンドトラック収録曲の「ユー・リマインド・ミー」(You Remind Me) で1992年にソロデビューした。 このデビューシングル「ユー・リマインド・ミー」が約3か月の13週間という長いチャート・インを経て1992年7月25日付のR&Bチャートで1位となり、そのどこか憂いを帯びた魅力的なアルトボイスの声質から醸し出される、ある種危険な香りのする独特の歌唱スタイルが注目された。そして、その声に惚れ込み魅了された全米はじめとする世界のブラック・ミュージック・ファン(とりわけ男性ら)がメアリーのデビューアルバムを待ち望んでいた背景があり、特に大規模な宣伝の必要もなく期待通りの作品がリリースされた。
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