デビュー、6連勝
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 08:18 UTC 版)
「アローエクスプレス」の記事における「デビュー、6連勝」の解説
9月20日、地元中山競馬場の新馬戦でデビュー。高松厩舎に所属していた当時若手騎手の柴田政人が騎乗し、芝1000m日本レコードタイの58秒9というタイムで勝利した。続く条件戦も2馬身半差で勝利、重賞初出走の京成杯3歳ステークスでは、柴田が盲腸炎に罹っていたため加賀武見に乗り替わり、2着に3馬身差を付けて勝利した。続くオープン戦は柴田で勝利し、12月に迎えた関東の3歳王者戦・朝日杯3歳ステークスでは再び加賀が騎乗した。当時のアローは脚部不安を抱え、球節に注射を打つなどしていたが、レースでは芝1600mの3歳レコードを一挙に0.8秒更新して優勝し、5戦5勝でシーズンを終えた。当年、最優秀3歳牡馬に選出された。翌年のクラシックへの最有力候補と目されると同時に、9戦7勝で関西の3歳王者となったタニノムーティエとの対戦に期待が寄せられた。 翌1970年初戦は、鞍上を柴田に戻して京成杯に出走した。高松は伊達に休養を進言したが出走は強行され、仕上げの調教が行われないままの出走となった。レースでは最終コーナーで抜け出しに手間取り、ゴール寸前でマツノテンランをハナ差捉える辛勝となった。一方で、この勝利は柴田にとってはキャリア初の重賞勝利であった。
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