デビュー〜1990年代前半
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/29 02:15 UTC 版)
「ヤノベケンジ」の記事における「デビュー〜1990年代前半」の解説
1990年、京都のアートスペース虹で、生理食塩水を入れたタンクの中へ鑑賞者が浸かり瞑想する、体験型作品『タンキング・マシーン』(現・金沢21世紀美術館所蔵)を発表。同作で第一回キリンプラザ大阪コンテンポラリーアワード最優秀作品賞を受賞。その後、1992年水戸芸術館での個展「妄想砦のヤノベケンジ」では美術館へ住み込み、ユーモラスな形でありつつ後の放射能汚染された環境でも生き抜く機能のあるスーツ、サバイバル用の機械一式、それらを収納して移動する車両などを発表。以後「サバイバル」をテーマに終末的な環境下で使用するための機械彫刻シリーズを続け、1994年以降はベルリンへ移住し欧米でも精力的に制作・発表、主に日本のサブカルチャーとの関連でも取り上げられ、注目を浴びた。
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