ディガンバラ派の特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/28 09:52 UTC 版)
「ディガンバラ派」の記事における「ディガンバラ派の特徴」の解説
ディガンバラ派はジャイナ教の二大宗派の一つである。もう一つはシュヴェーターンバラ派である。 アーチャーリヤ・バドラバーフがリーダーシップをとるまで、はっきりした区別は存在しなかった。彼以降は何らかの区別が徐々に生まれてきた。一般にディガンバラ派の出家者が服を着ないのに対して、シュヴェーターンバラ派、つまり「白衣派」の出家者は大抵白い布を纏っている。 古参のディガンバラ派の出家者も服を着ないが、マハーヴィーラの慣習に従って、彼らは自分が裸だとは考えない。むしろ彼らは環境を、すなわち典型的にはアーカーシャつまり空間を身にまとっている。ディガンバラ派ではこの慣習は身体の快楽や私的所有権と言った欲求に屈することを拒絶することを表していると信じられている。ディガンバラ派でも出家信者だけが衣服を捨てることを要求されており、在家信者にはそういった義務はない。ディガンバラ派の出家信者にはクジャクの羽でできた箒と水を入れるためのヒョウタンという二つのものの所有だけが許されている。一方、シュヴェーターンバラ派の出家者は大抵白い衣を身にまとっており、裸でいることはもはや実際的でないと主張している。いくつかの違いがみられる慣習もあるが、マハーヴラタ、アヌヴラタその他の基本的な原理は二つの教派の間で変わらない。
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