ディガンバラ派の伝承
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/31 14:20 UTC 版)
「バドラバーフ」の記事における「ディガンバラ派の伝承」の解説
ディガンバラ派の伝承によれば、バドラバーフは12年の飢饉が起きることを予言し、それを逃がれるために信者の多くは南方の、今のカルナータカ州マイソール近辺に移住した。飢饉が終わった後に信者たちは北方のパータリプトラに戻ってきたが、不在のあいだに聖典が勝手に定められていた。南方から帰ってきた信者たちはこの聖典の権威を認めず、また沙門が白衣を身につけるなどの戒律の変更も拒否した。 バドラバーフ自身が南方への移住を率い、今のカルナータカ州シュラバナベラゴラで自ら食物を断って没したとも、チャンドラグプタ自身が晩年は退位してジャイナ教の僧となり、南方に移ってシュラヴァナベラゴラで没したともいう。シュラヴァナベラゴラはジャイナ教の聖地になっている。 シュヴェーターンバラ派とディガンバラ派のどちらの伝承も史実として確認はできない。南方への移動があったことは碑文が残っているが、それにバドラバーフやチャンドラグプタが関連していたかどうかは不明である。
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