展茗

品種登録データベース

展茗【ﾃﾝﾐｮｳ】（工芸作物）

	登録番号	第14535号
	登録年月日	2006年 12月 14日
	農林水産植物の種類	茶
	登録品種の名称及びその読み	展茗 　よみ：ﾃﾝﾐｮｳ
	品種登録の有効期限	30 年
	育成者権の消滅日
	品種登録者の名称	京都府
	品種登録者の住所	京都府京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町
登録品種の育成をした者の氏名	上辻久利、村上宏亮、荻安彦、植田和郎
登録品種の植物体の特性の概要
この品種は、「さみどり」の自然交雑実生から選抜して育成されたものであり、育成地（京都府宇治市）におけるほう芽期は中、摘採期がやや早のてん茶向きの品種である。樹姿は直、樹勢、株張及び葉層の厚さは中である。摘採期の茶芽の揃いは揃、芽数はやや少、摘芽長はやや長、摘芽の本葉の開葉数は中、百芽重は大である。新葉の形は楕円、大きさはやや大、厚さはやや薄、色は緑、光沢はやや多、葉質はやや軟である。成葉の形は楕円、大きさはやや大、色は緑、葉面のしわは中、葉縁の波は中である。枝条の分枝数は少、節間長はやや長、着葉角度はやや鈍、ほう芽期は中、摘採期はやや早である。製品の外観の形状及び色沢は上、内質の香気は中上、水色及び滋味は上である。輪斑病抵抗性は中である。「やぶきた」と比較して、新葉及び成葉の形が楕円であること、輪斑病抵抗性が強いこと等で、「さみどり」と比較して、新葉及び成葉の形が楕円であること等で区別性が認められる。
登録品種の育成の経過の概要
この品種は、昭和50年に出願者のほ場（京都府宇治市）において、「さみどり」の自然交雑種子を採種、以後、選抜及び増殖を行いながら特性の調査を継続、平成15年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。