テレビ番組 「60 ミニッツ」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 23:21 UTC 版)
「タマム・シュッド事件」の記事における「テレビ番組 「60 ミニッツ」」の解説
2013年11月、「ジェスティン」の家族がテレビの時事番組「60 ミニッツ(英語版)」でインタビューに応じた。インタビューに応じたのはプロスパー・トムソン (英語: Prosper Thomson) とジェシカ (英語: Jessica) の娘、ケート・トムソン (英語: Kate Thomson) であった。ケートは、彼女の母ジェシカが当時警察に尋問を受けた女性「ジェスティン」で、ジェシカはケートに「警察に嘘をついた」と話したという。またケートは、ジェシカはソマートン・マンが誰なのか知っており、「警察よりも上層の人間には分っていると、話していた」とも語った。父のプロスパーは1995年に亡くなっており、ジェシカも2007年に亡くなっている。ケート・トムソンは、ジェシカは移民に英語を教えており、その時に共産主義に関心を持つようになりロシア語も話せたが、ロシア語をどこで、なぜ習ったのかはケートに明かさなかったと指摘し、彼女の母と「ソマートン・マン」は共にスパイだったのではないかと推測している。 ケート・トムソンにはロビン (英語: Robin Thomson) という兄がいたが、2009年に亡くなっている。ロビンの未亡人ロマ・イーガン (英語: Roma Egan) と娘のレイチェル (英語: Rachel Egan) も同番組に出演し、「ソマートン・マン」はロビンの父、つまり自分の祖父ではないかと語った。イーガン家の人々はジョン・ロー法務長官に対し、遺体の掘り起こしとDNA検査の実施を再度申し立てたと報じられている。 アボット教授もイーガン家を支持して、ロー長官に対しDNA検査実施のために遺体を掘り起こすことは、戦死者墓地に埋葬された兵士の身元は身元を特定して家族に引き渡すという、オーストラリア連邦政府の政策に合致すると訴える書簡を送った。一方、ケート・トムソンは兄に対して失礼なことだとして、遺体の掘り起こしに反対している。
※この「テレビ番組 「60 ミニッツ」」の解説は、「タマム・シュッド事件」の解説の一部です。
「テレビ番組 「60 ミニッツ」」を含む「タマム・シュッド事件」の記事については、「タマム・シュッド事件」の概要を参照ください。
- テレビ番組 「60 ミニッツ」のページへのリンク