チャンアン=タムコック=ビックドン景勝地
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「チャンアンの景観関連遺産」の記事における「チャンアン=タムコック=ビックドン景勝地」の解説
「チャンアン=タムコック=ビックドン景勝地」(英語: Trang An-Tam Coc-Bich Dong Scenic Landscape, フランス語: Paysage panoramique de Trang An-Tam Coc-Bich Dong)は、タムコック=ビックドン景勝地(英語版)(350 ha、1994年指定)とチャンアン景勝地(ベトナム語版)(2,133 ha、2011年設定)が、古都ホアルーとともに特別国家遺産に指定された2012年に、ひとつにまとめられたものである。 いずれもカルスト地形の景勝地である。ベトナムでは1994年にカルスト地形の景勝地として、「海の桂林」の異名をとるハロン湾が世界遺産リストに加えられている。それに対し、チャンアンやタムコックは「陸のハロン湾」の異名をとる景勝地であり、世界的に見ても最も新しい部類に属するとされるカルスト地形で、その形成時期は約2億4千万年前からと見積もられている。かつては海中にあった時期もあるものの、隆起した結果、現在のような景観になった。なお、「チャンアン(ベトナム語: Tràng An / 長安)」は、「長く安全の地」を意味する。 「3つの洞窟」を意味するタムコック(ベトナム語: Tam Cốc / 三谷)のボートツアーでは、その名の通り、3箇所の洞窟を舟がくぐり抜けることになる。そのツアー順路の近傍には、陳朝初代皇帝の太宗らが祀られているタイヴィー祠がある。 ビックドン(ベトナム語: Bích Động / 碧峝)は、タムコックよりも奥地に位置する洞窟寺院で、山中に向かって順に下寺(チュア・ハ)、中寺(チュア・チュン)、上寺(チュア・チュオン)が存在する。 タムコックの洞窟に入る舟 タムコックの洞窟内
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