ダムの造り方とは? わかりやすく解説

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ダムの造り方 (だむのつくりかた)

 ダムはとても大きな構造物で、建設による地域社会周辺環境への影響大きなものがあります。そのためダムを造るときは、安全性経済性もちろんのこと地域社会環境への影響にも最大限配慮をしなければなりません。コンクリートダム本体一般的な建設手順工事段階の手順)です。

工事準備
 資材運搬する道路つくったり、川を工事影響のない場所に切り替える工事仮排水路建設)などを行い、ダム工事準備をします。

仮設備の設置
 ダム工事から発生する汚れたきれいにする濁水処理施設設置したり、コンクリートをつくるための設備整備します。これらは工事終了した撤去されるので「仮設備」とよばれます

基礎掘削
 ダムの基礎地盤露出するため、河床堤体側面掘削し、弱い岩盤ゴミ・泥などを取りのぞきます。

基礎処理
 基礎岩盤軟質部分割れ目補強し、ダムと基礎地盤密着させるためにボーリングした穴にセメントミルク流し込みます。専門用語で『グラウチング』といいます

コンクリート打設  コンクリートクレーンダンプなどにより運び、あらかじめ設置した型枠中に打設ます。

管理設備設置
 ダムを使用する際に必要な管理設備(取水設備警報設備など)を設置します

試験湛水  工事完了したら、をため、異常がないことを確認します

建設事例
重力式コンクリートダム(→知識を深める:ダム建設工事(福智山ダム)
ロックフィルダム(→知識を深める:ダム建設工事(金峰ダム)



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