ダイアネティックスの影響と心理学の現在
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/17 02:42 UTC 版)
「ダイアネティックス」の記事における「ダイアネティックスの影響と心理学の現在」の解説
ダイアネティックスによると、反応心を消去していくと過去の苦痛の経験から開放され、本来の人格や個性といったものが、より自然と発揮されるようになるという。 ダイアネティクスの手法が既存の「心理学」におけるカウンセリングの手法とかけ離れていることを理由に効果を疑問視する声もある。しかし、現代に於いて「心理学」は一つのまとまった科学とは言い難く、フロイト、ユング、カール・ロジャース、アドラーその他に至るまで、様々な主張の集合であり、これまでに、数多くの学説と治療が考案さらてきたが、これらの治療の不確実性は、常にこの学問全体を覆う疑問であり、永続する課題でもある。ヴント派、それを否定するゲシュタルト派、行動心理学派など数多くの学術的派閥が現段階に於いても仮説を対立させながら複雑化し、停滞していることも事実である。ダイアネティックスは、こうした既得権益者、及び学術的な権威主義とは、一線を隔す立場を取り、逆に、大衆の誰もが理解し活用し得る『心』の科学を提唱している。
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