タブー 【taboo】
ポリネシア語で〈明確に印を付ける〉意とか〈聖なる〉の意とかいわれる。超自然的な危険な力をもつ事物に対して、社会的に厳禁されている特定の行為をいう。触れたり口に出したりしてはいけないとされる物や事柄。禁忌。タブーという語は、一七七七年に探検家キャプテン-クックがポリネシアのトンガ島で発見した土語。①現象的には、人間のタブー(地位・身分・職能・性別など)、物体のタブー(動植物・無生物・器物・食物など)、状態のタブー(出産・成人・結婚・病気・死など)、時空のタブー(日時・方角・聖所など)、行為のタブー(戦闘・狩猟・食事・睡眠・言葉など)、②形態的には、宗教的タブー、伝説的タブー、教訓的タブー、呪術的タブー、③内容的には、本来的宗教的タブー、派生的呪術的タブー、などと分類する仕方を『宗教学辞典』は示している。竹中信常『タブーの研究』などに詳しい。
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