タダス・イヴァナウスカス
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タダス・イヴァナウスカス(Tadas Ivanauskas、1882年12月16日 - 1971年7月1日)は、リトアニアの生物学者で動物学者である[1]。ヴィタウタス・マグヌス大学の創始者の一人でもある。
1903年から1905年までサンクトペテルブルク大学、1905年から1909年までソルボンヌ大学で学ぶ[1]。1910年からサンクトペテルブルクで勤務。
1918年、妻とともにムステイカで私立学校を設立し、教師を務める[1]。1919年から1921年までカウナスで農業庁顧問を務める。また、1920年に設置された高等課程で自然科学部門の部門長を務める[2]。1922年から1940年までリトアニア大学(のちにヴィタウタス・マグヌス大学)で教授を務め、動物学科の学科長にも就任[1]。1940年から1941年には、再建されたばかりのヴィリニュス大学でも教授を務めた。1944年から1956年にも教授を務めており、また同時に1954年から1970年にかけてはカウナス医科大学の教授でもあった。
彼はまた、動物学博物館(1918年)、カウナス植物園(1923年)、カウナス動物園(1938年)もそれぞれ創設した。
国籍
彼は、現在のベラルーシ・フロドナ州のシュラフタの一家に生まれた。1905年まではリトアニア語を知らなかったが、彼は自らがリトアニア人であると自覚し、その後リトアニア国家の再建に尽くした。1918年、彼は妻とともにリトアニアで最初の学校を設立した。
彼には3人の兄弟がいたが、うち2人はポーランド人、残る1人はベラルーシ人と自覚していた(ただし3人とも戦間期はポーランドで暮らしていた)。
脚注
- ^ a b c d Algimantas Jakimavičius. “Tadas Ivanauskas” (リトアニア語). Visuotinė lietuvių enciklopedija. 2025年1月12日閲覧。
- ^ Česlovas Mančinskas. “Aukštieji kursai” (リトアニア語). Visuotinė lietuvių enciklopedija. 2025年1月12日閲覧。
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