タケとササ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 14:08 UTC 版)
タケは狭義にはササと区別され、稈が成長するとともにそれを包む葉鞘(竹皮)が早く脱落してしまうものをタケといい、枯れるまで稈に葉鞘が残るものをササという。 一般的には丈の低いものが笹竹の略とされる。しかし、オカメザサのように膝丈ほどのタケや、メダケのような背の高いササもある。名前に「○○ダケ」「〇〇チク」「〇○ザサ」とついていても実際のタケやササの判断とは異なる場合がある。 ちなみに、日本に見られるタケの多くは帰化植物と考えられ、一部種類には日本野生説もあるが、ほとんどは中国原産である。ササは日本産のものが多くあり、地方変異も数多い。 竹皮の着生 タケは生育後落下するが、ササは生育後も着生している。 葉の形態 タケは格子目があるが、ササにはそれがなく縦に伸びる平行脈である。 開花 タケは約120年周期、ササは40年から60年周期でどちらも開花後には枯死する。 分布 日本ではタケは青森県(本州北端)から九州の広い範囲で見られるが、ほとんどは帰化植物と考えられる。ササは北海道や高山地帯にも自生する。
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