ゾーンフォーカス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/05 04:26 UTC 版)
ゾーンフォーカス(英: Zone focus)とは、カメラでの撮影の際に、用いられるピント合わせの方法の一つである。
概要
ピント合わせの位置を適当なイメージアイコンで示してあり、被写体までの距離に応じてそれらを選ぶ事でピント合わせを行おうとするもの。カメラに詳しくないユーザー向けのカメラに搭載されてきたが、オートフォーカスの性能が上がってくると、慣れが必要なゾーンフォーカスは廃れていった。
人のアップ、人間のグループ、遠景などのイメージが図示されている。このイメージはゾーンマークあるいは距離ピクトグラムといい、その数が3つのものを3点ゾーンフォーカス、4つなら4点ゾーンフォーカスなどと呼ぶ。ほとんどのゾーンフォーカスカメラはゾーンマークの部分にクリックをつけて、指標に簡単にゾーンマークをあわせられるようにしている。旧式のカメラでは、「PORTLAIT」「GROUP」「SCENE」などのように英語でゾーンを表している場合もある。
ゾーンフォーカス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/02 14:03 UTC 版)
すべての写真撮影で上記のような組み合わせが使えるわけではない。例えば人物のポートレートで、バストショット(胸から上の範囲)として撮影する場合、広角レンズを使うと極端に近寄らなければならないし、近寄ると固定焦点でピントの合う範囲を超えてしまう。また、暗いレンズを使うと、室内の撮影ではフラッシュ撮影が必須となる。 そこでピント合わせを二段階、もしくは三段階といった大まかに調整可能としたものがある。これをゾーンフォーカスと呼ぶ。例えば三段階の場合、 山のマーク(無限遠から3メートル付近まで) 人物三人のマーク(おおよそ3メートルから2メートル) 人物一人のマーク(おおよそ2メートルから1メートル) といった具合である。
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