ソフトウェア配信システムの変遷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 17:35 UTC 版)
「Steam」の記事における「ソフトウェア配信システムの変遷」の解説
2012年、Valve SoftwareはSteam Greenlightというシステムを開始した。このシステムは、ゲームソフトの開発者がゲームのアイデアを発表し、ユーザーがSteamで購入する価値があるかどうかを投票で決めるものである。 このサービスは100ドルの申請料を払いさえすれば誰でも投稿できるというシステムであったため、フェイクゲーム(ゲームとして成り立たないようなプログラム)の投稿をする者がいることが問題視されていた。 2017年2月11日、ValveはSteam Greenlightを将来的に廃止することを決定し、フェイクゲーム対策を施した後継システムであるSteam Directを同年春に運用する予定であることを発表した。 2017年6月6日、Greenlightの運用が廃止され、新規のGreenlightアイテムの登録及びユーザからの投票が凍結された。同日、Steam Directの正式運用が6月13日から開始されることが発表された。Steam DirectではGreenlight同様にリリース申請のため開発者は100ドルの料金を納めることになる。ただし、これまでにSteamで活動していなかった新規の開発者には、料金支払後の約1ヶ月間は審査期間となりその間はソフトウェアをリリースできない。また、リリース予定日の数週間前までに「近日公開」ページをSteamに登録しなければならない。Steam Directでリリースされたソフトウェアの売り上げが1000ドルに達した時点で、最初に支払った100ドルは返金されるとしている。
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