セクハラ疑惑報道と大使交代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/13 00:53 UTC 版)
「田村義雄」の記事における「セクハラ疑惑報道と大使交代」の解説
2011年、特命全権大使として赴任中のクロアチア大使館の事務職員として勤務する20代のクロアチア人女性に対し、車内で抱き寄せて強引にキスをしたり、足を撫で回したり、抱きついて身体を触ったりしたといった常習的なセクハラ疑惑が報じられた。田村は疑惑を否定した。現地からの訴えを受けて外務省側が1月に行った稲葉一生監察査察官を査察使監とする調査に対し田村は全面否定したが、外務省内部査察報告書は「現地職員を被害者とするセクシュアルハラスメントの事例が認められた」と明記し、事実を大筋で認定した。ただし、「再発防止の約束が得られた」として同年12月の人事異動の形を取り、処分は行わない方針をとった[リンク切れ]。この報告書には、田村による大使館に勤務する日本人職員へのパワーハラスメントや、酒気帯び運転をした疑いへの言及もあった。疑惑報道に関して外務省政務三役(民主党議員)の一人は「話は少し前に知った。公にならない形で対処する」と述べた。クロアチア外務省は日本でのセクハラ報道を知り、東京の駐日クロアチア大使館に記事の詳細な翻訳を送るように指示した。
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